真鳥の呪術廻戦覚書

真鳥の個人的な呪術廻戦用メモです

呪術廻戦 両面宿儺の正体について

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呪術廻戦の主人公、虎杖悠仁の裡(うち)にいる両面宿儺の正体、みんな気になっていますよね?俺はその両面宿儺が牛頭天王ではないか、と考えています。

「は?牛頭天王?なにそれ?」ってなりますよね。わかります。

この記事ではなぜ両面宿儺=牛頭天王なのか、正体を解き明かしてみようと思います。

 

そもそも、呪術廻戦の虎杖悠仁の裡にいる宿儺は1巻3話で五条が語っているように腕が4本顔が2つある仮想の鬼神「両面宿儺」の名を冠した“人間”であって、虎杖の裡にいる“彼の本名=宿儺”ではありません。当然、宿儺自身が自分の名前は宿儺であると発言したことは一度もありません。

つまり、古事記に出てくる両面宿儺の伝説は呪術廻戦の通称“宿儺”と呼ばれている人物には当てはまりません。これは読者に特級呪物「両面宿儺」=伝説の両面宿儺と思わせるためのブラフの可能性が高いです。

 

118話の宿儺の爆弾発言により彼の正体に一気に迫ることが出来ます。それが「八岐大蛇に近いモノだな」です。

サラッと流されそうなセリフですが、宿儺が八岐大蛇を知っているというのは大変重要な発言です。何を隠そう八岐大蛇は日本神話に出てくる8つの頭と尾をもつ有名な蛇の怪物です。

その八岐大蛇を討伐した人物がスサノオです。

ちなみに八岐大蛇の尾からは草薙剣天叢雲剣)が現れます。八岐大蛇を知っている宿儺はスサノオその人である可能性がにわかに高まりました。

で、なぜスサノオ牛頭天王なのかと言うと、スサノオ牛頭天王は習合されていて、同一の神でもあるのです。

牛頭天王の姿は黄牛の面を付け斧と羂索を持った一面四臂とされています。一面四臂は顔が1つで腕が4本であるということ。

つまりこの特徴は生前の宿儺の姿(3話)と同じです。さらに117話のカラーイラストは生前の宿儺の姿で、正に面を付け4本腕がある牛頭天王そのままの姿で描かれています。

 

この時点で両面宿儺=牛頭天王はかなり説得力があるのではないかと思いますが、さらにダメ押しの理由があります。それは宿儺の領域展開「伏魔御廚子」です。

牛頭天王は”祇園精舎の守護神”であるとされています。伏魔御廚子を発動すると宿儺の後ろに出現する建造物、あれは”鐘楼”です。

鐘楼(祇園精舎)の前に立ち守護しているようにも見える宿儺はもう、そのまんま祇園精舎の守護神”牛頭天王そのままの姿で描かれていたのです。

 

だから俺は「両面宿儺」の正体は牛頭天王説を掲げています。というかもう俺自身は牛頭天王だと確信しています。

ちなみに、気づいた人もいると思いますが、「オマエ最初に両面宿儺は実在した“人間”って言ってたのに結局宿儺の正体が“神”とか嘘かよ」って突っ込んでいると思います。これにも理由があります。

 

そもそも両面宿儺が実在した“人間”だと語っているのは3話の五条です。牛頭天王にはさらに関連する「蘇民将来」というお話があり、その中で牛頭天王は身分を偽って(神であることを隠して)蘇民という人に宿を借りています。

 

その元ネタ通りであれば、1000年前に実在した宿儺が神でありながら自分は人間だと偽っており、作中ではそのまま宿儺=人間と現在まで伝わっており、五条はその伝承をそのまま語っている(決して嘘や適当を言っている訳じゃない)んじゃないかと思っています。

真鳥の両面宿儺=牛頭天王説の考察は以上です。

 

いつも通りのご注意ですが、これは真鳥による一個人の呪術廻戦の考察&妄想で今後の呪術廻戦本編で本当に起こる展開とは一切関係がありません。

この考察の全てが間違っている可能性もあります。一つの説として楽しんで頂けたらと思います。

 真鳥