真鳥の呪術廻戦覚書

真鳥の個人的な呪術廻戦用メモです

虎杖と宿儺の複眼について

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今回は虎杖と宿儺が複眼をはじめ、どこまで体を共有しているか、設定面的な考察をしてみます。

着眼点としては、虎杖は宿儺主導権の時の記憶があるよう(12話、120話など)ですが、では虎杖はどのように”見て”いるのか?という疑問からです。

その疑問を解消するために、作中の描写を拾い、考察してみました。

あくまで、真鳥の一個人による考察、妄想であることをお忘れなく。

 

 

最初に結論です。

俺は”宿儺主導権時の複眼は虎杖の目”であり、虎杖は複眼を通して、宿儺の行動を全て見ているため、宿儺主導権時の記憶が全てある。と考えています。

 

 

それでは考察していきます。

まず、虎杖は宿儺が主導権を持って行動した時の記憶があります。

2巻12話:虎杖「俺は弱くて誰も助けらんなかった それどころか伏黒を殺しかけた」

14巻120話:宿儺→虎杖に交代し、宿儺が行った凶行を思い出して吐く虎杖。「このままじゃ俺はただの人殺しだ」とはっきりと記憶があるようなモノローグがあります。

はい。本文からも虎杖に宿儺主導権の時の記憶があるのは確かっぽいです。

 

 

虎杖(宿儺)の複眼(3つめと4つめの目)に注目して考察してみます。

①~⑤でまとめます。

 

①虎杖主導権

虎杖主導権の時は、複眼は常に閉じています

虎杖の複眼が開く時は、虎杖と会話するために宿儺が顔を出す時だけです。

例)1巻7話(特級と会敵時)、4巻27話(順平の治療請願時)、8巻63話(オマエがいるから!!人が死ぬんだよ!!)。

 

また、虎杖主導権時の宿儺はどうやっているか分かりませんが、複眼を開けずとも周囲の様子を知っているようです。これの原理は分かりません。

7巻59話:伏黒が特級撃破を察知。

12巻106話:腸相に敗北した虎杖を批判。

 

②宿儺主導権

そして宿儺が主導権の時は、常に複眼が開いています

角度や宿儺の目の開き方で複眼が閉じて見えることはありますが、基本的に宿儺が主導権の時の複眼は常に開いています。

わざわざ単行本の引用もしませんが、宿儺が表に出ている時は複眼、必ず開いています。

 

これ、宿儺は目が4つあるからでは?と思われるかも知れませんが、宿儺も生前は実在した人間です(1巻3話)。人間であったなら、目は2つ、手足は2本ずつ、口も1つです。目が4つある訳がありません。

生前宿儺っぽいイメージ図(1巻3話、117話カラー)もありますが、あの姿が”人間”だった頃の宿儺とは明言されていません。

(逆に人間だった頃に本当に4つ目、4本腕の可能性もありますが、今回は置いておきます)

 

③生得領域での虎杖、宿儺の複眼

生得領域では現実と異なり、虎杖と宿儺がお互い同時に出現出来ます。

生得領域での複眼は、虎杖と宿儺双方とも閉じています

当然といえば当然です。虎杖は人間なので目は2つです。ですが、宿儺の複眼も生得領域では閉じています

また、生得領域に宿儺単体でいる時も必ず複眼は閉じています。

本来宿儺が4つ目ならば、宿儺の複眼は生得領域でも開いていても良いはずですが、基本的に閉じています(2巻10~11話、4巻30話、7巻59話)。

(※12巻106話では、なぜか生得領域の宿儺の複眼がパッチリ開いています。これは謎です。虎杖の意識が無いため?存在しない記憶関連?なにも分かりませんが例外的な描写とします)

生得領域は心の中、そこで宿儺の複眼が閉じているのは、生前宿儺の目は2つだった、と表しているように俺は思えます。

 

④口の描写

実は虎杖と宿儺の口の描写も重要です。なぜなら、虎杖も宿儺も、それぞれ口は1つずつしかないはずだからです。

結論からいくと、虎杖の体の口は虎杖のものです。虎杖の顔や手に宿儺が作る口は宿儺のものです。

これは、舌の紋様の有無で判断が出来ます。

虎杖の口は、宿儺に主導権が移っても紋様が入りません(1巻1話、2巻8話、13巻115話)。これはあくまで虎杖の体を宿儺が使っているからだと思われます。

対して、宿儺が虎杖の体に作る宿儺自身の口には舌に紋様があります(1巻表紙、1巻2話、1巻7話、4巻27話、8巻63話)

 

このことから、虎杖の体の口は虎杖のもので、宿儺の口は虎杖の顔や手に作る2つ目の口が宿儺のもの、と言えます。

 

⑤まとめ

これまでの内容をまとめます。

虎杖主導→複眼閉じてる(宿儺は目を閉じている)

・宿儺主導→複眼開いてる(虎杖は目を開けている)

・生得領域→虎杖、宿儺ともに複眼閉じてる(それぞれ本来の目は2つ)

・口の描写→虎杖の口は虎杖の口。2つ目の口は宿儺の口(紋様あり)

 

虎杖は、宿儺主導権の時に複眼を通して宿儺の行動を全て見ているため、宿儺主導権時の記憶がある、と俺は考察しました。

ちなみに、宿儺がどうやって虎杖主導権の時に周囲の情報を得ているかは分かりません。

以上で、虎杖と宿儺の複眼について考察を終わります。 

 

いつも通りのご注意ですが、これは真鳥による一個人の呪術廻戦の考察&妄想で今後の呪術廻戦本編で本当に起こる展開とは一切関係がありません。

この考察の全てが間違っている可能性もあります。一つの説として楽しんで頂けたらと思います。

 真鳥