真鳥の呪術廻戦覚書

真鳥の個人的な呪術廻戦用メモです

真人のモチーフについて

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今回の記事は真人のモチーフについてです。
真人のモチーフは天邪鬼」だと思われます。
俺は今回初めて真人の元ネタを探しましたが、おそらく天邪鬼だと思います。

 

天邪鬼は日本の妖怪です。
人の心を察して口真似などで人をからかう妖怪とされています。
虎杖、七海、順平との会話で、まず相手からの言葉を聞き、それっぽい回答で虎杖たちを惑わせる真人は、俺的にはかなり天邪鬼っぽいです。
相手の言葉をちょっと言い換えて、惑わせているのは天邪鬼だからなのでしょうね。

 

天邪鬼は中国の海若(かいじゃく)という妖怪(水鬼)とも習合(同一視)されています。
海若は、人間の煩悩を表す象徴として、四天王や執金剛神に踏みつけられている悪鬼の由来でもあります。
日本での天邪鬼は日本書紀の神様に由来しており、作中の真人が呪霊の中でも別格で、虎杖(薬師如来モチーフ)とほぼ同等に描かれているのは納得です。


虎杖にこだわり続けるのは、モチーフ的にいつも四天王に踏みつけられている天邪鬼=真人が虎杖(おそらく神、しかも四天王を統べるのは牛頭天王でもある帝釈天に対して無意識に反発を覚えるからでしょう。

いつも自分を(理由なく)踏みつけてくる存在(虎杖)を殺したいと思うのはモチーフ的には当然の思考です。
作中の真人と虎杖の因縁は順平の一件だけですが、モチーフ的にかなり大きい感情が隠れているのではないでしょうか。

 

また、東北地方では天邪鬼はのこと。秋田県仙北郡角館ではチャタテムシのこととされているそうです。
130話では真人の成長が蝶(昆虫)の蛹からの羽化へ喩えられています。これはモチーフである天邪鬼由来の関連かと思われます。
チャタテムシは身近にいる数mmの微小な昆虫で、時おり食品や本の紙を食害する害虫でもあります。

(上記の情報は全てWikipediaの天邪鬼のページから得ました。
リンク:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E9%82%AA%E9%AC%BC

 

以上です。

いつも通りのご注意ですが、これは真鳥による一個人の呪術廻戦の考察&妄想で今後の呪術廻戦本編で本当に起こる展開とは一切関係がありません。

この考察の全てが間違っている可能性もあります。一つの説として楽しんで頂けたらと思います。

真鳥